有名企業の採用担当者に聞く「日大の宮川くん、御社なら採用しますか?」

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日大「悪質タックル」事件
泣くな、若人よ!

採用「あの謝罪会見は、企業トップでもなかなか真似できない」(パナソニック)

不採用「たとえ上司でも、違法な命令は拒絶してほしかった」(みずほ銀行)

たしかに300人の報道陣の前で、あれほど誠実に謝罪できる二十歳の学生が日本に何人いるだろうか。罪が消えることはないが、その資質は確かである。就活シーズンのいま、企業は彼をどう見たか。

腹が据わっている

「大学に早く来てほしい」

 日本大学アメフト部の宮川泰介選手(20歳)が在籍する、スポーツ科学部の同級生はそう語る。

「普段の宮川君は口数も少なく、クラスでも決して目立つような存在ではありませんでした。でも、授業に真面目に出席していて、試験前にはクラスの友人から頼りにされていましたよ。常に礼儀正しいので、教授陣からも好かれていたと思います。まだ新入部員だったころの宮川君が『監督が声をかけてくれた』と喜んでいたことを覚えています。よく聞くと、『オマエは(日大)豊山(ぶざん)にいたヤツか?』と監督に尋ねられただけなのに、彼はとても嬉しそうでしたね。



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