ベストセラー『夫の後始末』著者 曽野綾子さんの結論「夫が先に逝ってよかった」を考える

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あなたを見送って1年余、あらためて思う

曽野綾子さんの著書『夫の後始末』が19万部を突破した。過酷な介護の日々を経てもなお、「見送る側」でよかったと言い切る曽野さんの結論に、先立たれた妻たちの多くが共感している。

つらい思いをさせずに済む

 曽野綾子さん(86歳)の夫で、作家の三浦朱門氏が91歳で亡くなったのは、昨年2月3日のことだった。

 曽野さんは、ベストセラーになっている『夫の後始末』(講談社刊)のなかでこう書いている。



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