帰ってきた平成好色一代男 第十三回

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幼馴染みの肌その一

あらすじ/中小企業で働く52歳の中田史郎は、最近、性欲が急に湧き上がってくるのを感じていた。そんな折、繁華街の外れで出会った女性占い師の予言に従ったところ、忘年会の夜、酔った取引先の女部長と、激しい情事に溺れたのだった。
同窓会の帰りに
(いやあ、懐かしかった……)
史郎(しろう)は、久しぶりに同窓生の仲間たちと飲み、良い気分で町を歩いていた。
十二月に休みが取れたので、彼は妻の佳江(よしえ)や息子たちを連れて、北関東にある実家に帰っていたのだ。
そして約一年ぶりに老いた両親の顔を見て、少年時代を思い出していた。そこで地元にいる仲間たちを誘い、一杯やっていたのである。


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