[全国で急増中!あなたは大丈夫か] 親が隠した「実家の現金」を遺品と一緒にゴミ処分

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業者に頼むとネコババされるケースも

1年間で拾われる現金は177億円。約3割は持ち主の元に戻らない。最近、そうした持ち主不明の現金が増えている。実家の後始末の際に、捨てられてしまうからだ。あなたの実家にもきっとある。

栄養ドリンクの箱から札束

 昨年4月、4251万円もの現金が、群馬県沼田市の廃棄物処理会社の敷地で見つかった。その経緯はこうだ。

「現金は民家の解体の際に出てきたものです。家主が亡くなって、遺族から解体業者に依頼があった。解体の際には、家の中を片付けてから発注されるケースと、亡くなって家財道具がそのままに近い状態で依頼されるケースがあります。今回の件は後者でした。作業員は手作業で金属やガラス、紙類などに分類していきます。それから処理場に運ぶのです。



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