週現『熱討スタジアム』第263回 三島由紀夫の自決を語ろう 今週のディープ・ピープル 鈴木邦男×本多清×中川右介

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一世一代の演説か
世紀の空回りか
国民作家、最後の大舞台

いまから47年前、国民的作家が東京・市ヶ谷の自衛隊に乗り込み、腹を切った。何が彼を行動に向かわせたのか。最側近とともに、事件の深層に踏み込む。

テレビにかじりついた

中川:昭和45年11月25日の午前11時すぎ、三島由紀夫は、自身が主宰する「楯の会」のメンバー4人とともに、東京・市ヶ谷の自衛隊東部方面総監部の総監室に入り、益田兼利(ましたかねとし)総監と談笑をしていました。ところが、突如サルぐつわを嚙ませて益田を監禁した。「三島事件」の始まりです。



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