[ジョニー大倉、小川宏、佐野実、江戸家猫八]有名人の妻が語る「夫の後始末」を終えて

[ptitle]
喪ってから気づく「絆」もある
遺品の整理より、気持ちの整理が難しかった
涙の日々が過ぎ、苦い過去も笑えるようになった

作家・曽野綾子さんが、夫・三浦朱門氏の看取りについて綴った著書が話題を呼んでいる。先立たれた妻たちの葛藤や苦悩には、誰もが胸を打たれる――。

ジョニー大倉

ミュージシャン
'14年11月19日没 享年62

お父さんの病気で家族がまた一つに。
それこそが最期の贈り物でした

大倉真理子さん

 お父さん(ジョニー大倉)が肺がんで亡くなって3年がたちますが、実はまだ遺骨が手元にあります。私はいまだに気持ちの整理が完全にはできていないんです。両親が眠るお墓に入れてあげたいし、納骨しなければいけないことは理解していますが、最後の決心がつかない。お墓に入ったら本当の別れになってしまう気がするので、まだ家にいてほしいんです。大倉家のお墓は山梨にあり、東京から毎日行くわけにはいかないので……。



会員の方は