霞が関で「開成官僚」VS.「麻布官僚」大戦争が勃発中

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受験エリート「トップ2校」が罵り合い

●前川喜平、古賀茂明、香取照幸……政権に弓を引く「アウトロー官僚」は麻布卒ばっかり
●古い政治の権化・武藤敏郎、官邸のアイヒマンと呼ばれる北村滋、経産次官の嶋田隆……開成官僚が誇る鉄の結束「開成会」

橋本龍太郎や福田康夫を生んだエスタブリッシュの麻布は、規格外の官僚をも生む大らかさがある。かたや「秀才型」の開成は、鉄の結束で霞が関を支配しかけている。両校OBの官僚の暗闘を追う。

開成は「群れるのが好き」

 今年8月、発起人代表に「政調会長・岸田文雄」と銘打たれたパーティの案内が霞が関の一部の官僚に送付された。

「永霞会(永田町・霞が関開成会)(仮称)設立総会のご案内」だ。

 送付先は名門・開成高校出身の国会議員とキャリア官僚、総数600名以上。「ポスト安倍」を窺う岸田文雄政調会長は、もちろん開成出身だ。



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