週現『熱討スタジアム』第252回 伝説の乱打戦 2006年夏の甲子園準々決勝「帝京 vs. 智弁和歌山」を語ろう 今週のディープ・ピープル 高嶋仁×古宮克人×塩沢佑太

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最終回に13点を取り合う球史に残る劇的なサヨナラ試合
あのとき、何が起きていたのか

ハンカチ王子とマー君に沸いたあの夏。劇的な試合が続いたこの大会の中でも最も凄絶だった東西の名門校による大乱戦。そのとき甲子園は魔物に呑まれていた。

「何点取れちゃうんだろう」

高嶋:あの年(2006年)、頭ン中は、駒大苫小牧の田中(将大=ヤンキース)君と戦うことだけやった。何とかして彼をやっつけようと一年間、がんばってきた。悪いけど、帝京も含めて他のチームは眼中になかった。だからあの試合も、特に対策は立ててない。選手は試合映像を見とったと思うけど。

古宮:帝京は初戦の如水館戦で、4本もホームランを打っていた。でも、僕らも(対帝京戦の)一つ前の三回戦で八重山商工の大嶺(祐太=千葉ロッテ)を打っていたので、打撃戦なら自信はありました。



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