妻の目を盗んでテレビかよ 第364回 すべては舞台挨拶のために

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文 福田雄一 構成作家
 監督した映画『銀魂』が大ヒット中だ。このまま行けば、実写邦画1位の成績になる。これは嬉しい! 非常に嬉しい! だが、全く実感がないっっ!! 映画ってのは完成したら、監督はそれを配給会社にお預けして宣伝してもらうもので、毎日どれくらいのお客さんが入っているかなどのデータがもらえるわけではない。まして、小栗旬くんとミュージカルの稽古漬けの日々。「大ヒットですね!」なんていうメールや「銀魂大ヒット!」的なネットニュースを見ても「あぁ、そうなんだ」くらいの、極端言えば「他人事」並みに実感がない。



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