「決算報告書」をスクープ入手 このままでは名門「東京女子医大」が潰れる

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赤字22億円!

3年連続大赤字、2年間で患者が19万人も減った

児玉誉士夫が頼ったのも、長嶋茂雄が頼ったのもこの名門大学病院だった。だが、スター医師たちは次々と大学を去った。医療事故でブランドとカネを失いつつある女子医大に、何が起こっているのか。

悪夢は3年前にはじまった

 東京・河田町の東京女子医科大学病院。PCでイントラネットを開いた医師たちは、表示された文書を目にして、暗澹たる気分になっていた。6月7日のことだ。

 薄々とは気づいていたが、勤務する名門医大が、崩壊の危機にあることを、まざまざと見せつけられたからだ。



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