海外子会社にコケにされた富士フイルムの「屈辱」 現地マネジャーが不正会計
社会 | 2017.06.21 |
東芝、日本郵便も――日本企業の海外買収はなぜ失敗するのか
いち早く本業に見切りをつけ、構造改革を断行。富士フイルムHD古森会長の経営手腕は賞賛を集める。しかし、その儲けが海外子会社の「食い物」にされた。なぜ日本企業は外国でなめられるのか。
いち早く本業に見切りをつけ、構造改革を断行。富士フイルムHD古森会長の経営手腕は賞賛を集める。しかし、その儲けが海外子会社の「食い物」にされた。なぜ日本企業は外国でなめられるのか。
会社のカネで家族旅行
「もう一丁(1兆)やるぞ!!」――これが富士フイルムホールディングス(HD)の子会社、富士ゼロックスのスローガンだった。売上高1兆円への回帰を誓う「売上至上主義」が、結果として同社の不正会計とその隠蔽工作につながった。
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