旭化成「傾きマンション」建設会社もデベロッパーも責任取らずに逃げた[追跡ルポ]

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住民たちの終わらない嘆きと怒り

マンションという、庶民の人生で一番大きな買い物で欠陥品を摑ませながら、売り主も建設会社も考えているのは責任逃れだけ。旭化成建材の杭問題に巻き込まれた住民たちの「悲劇」は続く。

補償金の押し付け合い

「今年2月、管理組合の理事長宛に旭化成建材から、大手弁護士事務所を通して文書が届いたんです。開けてみると『(マンションの)建物の調査させてください』と。このひとたちはいまさら何を言ってるんだろう、呆れましたよ」

 こう語るのは、横浜市都筑区にある、三井不動産レジデンシャルの分譲マンション「パークシティLaLa横浜」の住民だ。



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