「野球選手の人生は13歳で決まる」第2回:東邦・石川昂弥と愛工大名電・稲生賢二 今年の怪物1年生は愛知にいる

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短期集中連載

早ければこの夏、県予選で激突する

第1回で紹介した根尾昂は、春の選抜高校野球で優勝投手になった。根尾が生まれ育った東海地区に、この春高校生になった2人の逸材がいる。普段は仲がいいライバルのそれぞれの歩みに迫る。

取材・文 赤坂英一(ライター)

父が導く野球エリートへの道

 その逸材は今月、愛知県半田市にある亀崎中学から、名古屋市の古豪・東邦高校に進んだ。地元の知多ボーイズで活躍、愛知選抜や野茂ジャパンのメンバーにも選ばれ、アメリカ遠征も経験した大型内野手・石川昂弥(たかや)である。185㎝、72㎏の身体はまだ成長を続けており、高校2年となる来春、早ければ1年の今夏にも内野手として甲子園出場を目指している。



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