病気は早く見つけるほど、早く死ぬ ③「大腸がん」の内視鏡検査は10年に一度でいい

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 人間ドックを受けると、オプションでさまざまな検診が受けられるようになっている。だが、それが本当にがんの早期発見、そしてなにより受診者の寿命を延ばすことに役立っているかはわからない。

 その典型例は大腸がんの内視鏡検査だ。便の検査で潜血が判明すると、肛門から内視鏡を入れて精密な検査を行う。ポリープができているのが見つかる場合が多いが、それを病理検査してみると陰性であることが多い。医療経済ジャーナリストの室井一辰氏は語る。



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