宇能鴻一郎「官能小説」傑作選 第四十六回〈社命不倫(下)〉
小説 | 2016.02.22 |
今回掲載した「社命不倫」は、1994年に刊行された『社内妻日記』に収められた一編。銀行の頭取と不倫関係にある秘書は、総会屋の目を欺くために、総務の佐分利係長の愛人を演じるように社命を受ける。仕事帰り、偽装工作のためにラブホテルに入った二人は、演技が次第に本気になってきてしまい、ついに佐分利係長が男性器を露にする……。
あっ、出て来た。
いきり立った、紫色の頭が、ニョッキリ出てきたんです。
いきり立った、紫色の頭が、ニョッキリ出てきたんです。
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