60、70、80すぎて90になっても 2016「セックス印象派」入門 大人のSEXは後味が大事●こんなことをやってみると世界観が変わります

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これがいわゆる「昇天ラーゲ」

背徳的なピクニック

「印象派の父」と呼ばれるエドゥアール・マネが『草上の昼食』を発表し、パリで大スキャンダルとなったのは、1863年のことだった。森でピクニックをする2組の男女を描いたこの作品では、男性たちはきっちりとしたスーツを着こみ、一人の女性は半裸で沐浴中、もう一人は全裸だ。

 背徳的なシチュエーションに、パリ市民は困惑し、嘲笑を浴びせ、皇帝ナポレオン三世はこの絵を見て「淫らだ」と評したという。全裸の女性を侍(はべ)らせたピクニックという、妄想はしても、実際には誰もやりそうにないことをあえて描いたのが印象派の原点なのだ。


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