ラグビー・男たちの友情物語──ライバルが親友になった日 五郎丸歩、田中史朗、リーチマイケル、畠山健介ほか

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厳しいスポーツだからこそ分かる
「努力と人間性」

人間はひとりでは成長できない。特にラグビーは、命を落とす危険もあるがゆえに、ライバルは時として、尊敬すべき対象になる。W杯に出た日本代表戦士が、ともに成長してきた「同志」を語る。

「世界一の男」に挑んだ

 歴史を塗り替えた男たちは、常にライバルの壁を乗り越えてきた。

 昨年9月、ラグビーのイングランドW杯で南アフリカから大金星を奪い、史上初の3勝をあげる快進撃を見せた日本代表のSH(スクラムハーフ)田中史朗(ふみあき)(31歳、パナソニック)には、同W杯で世界一に輝いたニュージーランド(NZ)代表のアーロン・スミス(27歳)がいた。スミスは、スーパーラグビー、ハイランダーズ(NZ)で田中と同じポジションを争うチームメートである。



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