五郎丸歩 独占インタビュー「『恐怖心』という見えない敵と戦った日々」

[ptitle]
日本ラグビーの歴史を変えた男たち

ポーカーフェースにこだわる男が、ピッチで肩を震わせ、泣いた。初体験だったW杯は、心身をすり減らす壮絶な戦いだった。伝説となった男が、知られざる戦いを、本誌に余すことなく明かす。

南ア戦直前に見た「悪夢」

「憧れられる存在になる」

「勝つ文化を作る」

 このミッションを4年間追い続け、W杯で日本は初めて3勝できました。帰国後、何よりびっくりしたのは、タクシーに乗ったとき。料金を支払おうとしたら、運転手の方から「結構です」と断られたのです。「そのかわり、一緒に写真をお願いします」と。結果を出したことで、僕をはじめ、ラグビー日本代表を認知していただけたことを実感し、非常に幸せに感じた瞬間でした。


会員の方は