週現『熱討スタジアム』第94回『金曜日の妻たちへ』を語ろう 今週のディープ・ピープル 古谷一行×小川知子×飯島敏宏

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東京郊外の洒落た新興住宅地で
大人の男女が繰り広げる愛憎劇
「不倫」という言葉が新鮮だったあの頃

金曜の夜10時、主婦たちがテレビに齧かじりついた。「不倫ドラマ」不朽の名作。愛とは、家庭とは、友情とは、一体何か。あれはまさに、大人の青春ドラマだった。

主婦が電話に出なくなる

古谷:『金曜日の妻たちへ』は、今や不倫ドラマの代名詞のようになっていますけど、本来はそういう話ではありませんでした。家族の絆とか、地域や友達とのつながりがテーマだった。

飯島:そう。僕らが作りたかったのは、切ない、友情の物語です。



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