独走第4弾 溝口敦氏が読み切る「山口組分裂」六代目・司忍組長の「カネ」と「オンナ」

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「京都の芸者に1000万」
「立たんかったら男やない」

目下、互いに切り崩し工作を行っている最中だという。最後に物を言うのはカネだ。司組長はカネを持っている。では、なぜ六代目山口組が主導権を握れないのか。本誌でしか読めない内実リポート

司組長からの「直電」

 熊本市水前寺に山健組系健竜会の最高顧問だった三島組・三島敬一元組長の居宅がある。

 三島組はかつて大阪・西成に本拠を築き、兇暴な好戦性で他の組を震え上がらせたものだが、(六代目山口組の)髙山清司若頭の指示で健竜会から絶縁され、三島組は解散、三島氏は故郷の熊本に帰っていた。

 だが、神戸山口組の創立で、井上邦雄組長から詫びと最高顧問で迎えたいという意向が伝えられた。三島氏は散らばっていた元組員たちを呼び戻し、三島組の再結集に取りかかった。近々大阪に上がって、弘道会と堂々対峙する構えという。


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