98歳の元ゼロ戦パイロット「命の授業」

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戦後70年企画
いまも仲間たちの「最期の姿」が忘れられない 原田要氏

安倍晋三内閣が提出した安全保障関連法案が、衆議院特別委員会で強行採決された日。70回目の終戦記念日を前に、最高齢の「元ゼロ戦パイロット」が、言葉を振り絞って「命の大切さ」を説いた。

「語り部」になった訳

 〈真珠湾攻撃からゼロ戦に乗り、数々の戦場を経験した98歳の原田要氏。戦時中の負傷の後遺症もあり、歩くには杖が必要だが、往時について語り出すと目に力が戻る。戦後は地元・長野市で幼稚園を経営し余生を過ごしていたが、あることを契機に自身の体験を語り継ぐ必要を感じ、講演会などで全国を駆け回る「語り部」となった。〉


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