独占インタビュー 瀬戸内寂聴「93歳の私が国会まで行って、伝えたかった思い」

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戦争を知る私から、戦争を知らない日本人へ

身体の調子は万全ではなかった。行けば万が一のこともあり得ると思っていた。それでも、いまの状況はおかしいと声をあげずにはいられなかった。寂聴さんが命がけで訴えようとしたこととは。

独りきりで駆けつけた理由

 6月18日午後、梅雨曇りの空の下、国会前で安保法案反対の座り込みをしていた人々が、一斉にどよめいた。作家の瀬戸内寂聴さん(93歳)が車椅子姿で現れ、突然、マイクを握ったからだ。



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