全国各地で出没中!死んだふりは通じない 逃げろ、「人食い熊」が来るぞ!

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6人が殺された「三毛別ヒグマ事件」の悪夢、再び

生きたまま食われた

「それは日課にしていたジョギング中のことでした。家を出て林道を抜けると、突然、背中にものすごい力が加わり、そのまま押し倒されて、とっさに後ろを見て『熊だ!』と思ったとたんに頭を叩かれて意識を失って……。気がつくと病院のベッドの上にいました。私は血まみれになって土手に転がっていたそうです。頭には熊の爪が突き刺さったままで……」

 こう語るのは、'09年に北海道苫前(とままえ)町でヒグマに襲われた経験のある森田武さん(仮名・64歳)。医師には脳挫傷と診断され、松葉杖なしでは歩くこともままならず、言語障害も残っているため、取材に答える言葉の調子は途切れがちだ。


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