元副会長・伊庭保氏が独占告白「ソニー経営陣に告ぐ! 君たちは恥ずかしくないか」

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取材・構成 清武英利(ジャーナリスト)

6・23株主総会を前に「建白書」を提出

かつて日本人の多くが、製品だけでなく「技術者の楽園」という企業理念に技術立国ニッポンの理想を重ねた、ソニー。経営改革の名のもとソニーの魂が失われゆくなか、待ったと声をあげた男がいた。

黙っていられない

 今年1月以来、ソニーの平井一夫社長や取締役のもとに、現経営陣の責任を厳しく追及した意見書や質問状が、たてつづけに届けられている。それは経営刷新――なかでもエレクトロニクス部門の復活を迫る"建白書〞だ。直近の6月11日付の質問状を含め、すでに4通、A4判で計82ページに及び、「全取締役・経営陣は再任候補たりえない」という言及もある。



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