宇能鴻一郎「官能小説」傑作選 第十五回〈口で採寸(中)〉
小説 | 2015.06.08 |
今回掲載した「口で採寸」は、1979年に刊行された『脱いで試して』に収められた一編。紳士服売り場に勤める女性店員が、試着室で中年男性の胴回りを計っていたところ、目の前で大きな男根を見せつけられて……。
彼女、息もたえだえ。
でも、すごくコーフンしてもいるんです。
処女の方がこんなことに対して、好奇心も感覚も強いのかもしれないわ。
それから、
「さあ計り直したまえ」
と、いっそう逞(たくま)しくなったものを、つきつけるんです。
でも、すごくコーフンしてもいるんです。
処女の方がこんなことに対して、好奇心も感覚も強いのかもしれないわ。
それから、
「さあ計り直したまえ」
と、いっそう逞(たくま)しくなったものを、つきつけるんです。
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