週現『熱討スタジアム』第154回 『探偵物語』の松田優作を語ろう 今週のディープ・ピープル 崔洋一×重松収×丸山昇一

[ptitle]
派手なシャツにサングラス
「工藤ちゃん」は僕らの
ヒーローだった

愛車は白のベスパ、ライターの火力はいつも最大、あのコミカルなしぐさが忘れられない。死してなお人々を魅了する男が演じた、「工藤ちゃん」が帰ってきた。

ハードボイルドだけど笑える

丸山:1979年の9月から放送が始まった『探偵物語』は、当時、特に若者から圧倒的な支持を受けました。

重松:松田優作さんが演じた主人公の私立探偵・工藤俊作のキャラクターが斬新だったからでしょうね。

崔:当時、助監督を務めていた僕は、特報(放送開始前の予告)とエンディングの一部を作り、第3話と第4話の製作に関わりました。この2つの回はドラマの雛形を作るために撮られたいわばパイロット版なんです。



会員の方は