62歳で交通事故死「双日」副社長の無念を想う

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仕事を愛し、家族を愛し、仲間を愛した。そして多くの人から愛された。生き馬の目を抜くビジネスの世界で、「好人物」として慕われた稀有な存在だった。一寸先は闇。人生は何が起こるかわからない。

「社長候補」が消えた

 あと1ヵ月と1週間。6月23日の株主総会の場で代表取締役に就任し、会社人生の最終幕を迎えるはずだった。だが、その日が訪れることはなかった。一瞬の事故によって、その機会は永遠に失われてしまった。



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