「大阪都構想」審判は下った 橋下徹と大阪のこれから

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橋下徹が政治生命を賭けた、一世一代の大勝負。しかし改めて振り返ってみると、もうとっくに、大阪の街を救う手立てはなくなっていたのかもしれない。徹底的な破壊の先に、彼は何を見ていたのか。

裏切りと疑心暗鬼

 パンドラの箱が開いた。

 17日、ついに住民投票が行われた「大阪都構想」。大阪を真っ二つに割るこの争いの裏では、昨日の味方が敵になり、敵が味方に変わる大混乱が起きていた。あらゆる関係者が、都構想という名の「踏み絵」を踏まされたのだから、無理もない。



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