ついに動き出した「株価2万円」ニッポン経済に何かが起きる 第1部 分かっている人はもう分かっている

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大台の株価2万円を突破したものの、その後は膠着状態が続く。期待と不安が渦巻く株式相場同様に、日本経済にも楽観と悲観が入り混じる。まさに混迷の時代。未来を読み解くキーを探った。

日銀本店の会議室で

 4月13日、東京・日本橋の日本銀行本店に幹部たちがズラリと顔をそろえた。

 普段は全国に散らばる支店長らがこの日は本店に一堂に会して、「春の支店長会議」が開催されていた。

 あまり知られていないが、日銀の各支店行員らは地元企業を回り、景気や経済の動向をつぶさに調査している。



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