「女性器の謎」に挑んだ偉人たち オーガズム・処女膜・Gスポット……科学者たちの挑戦

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「なぜそんな研究をするのか」「個人的な性癖に問題があるのではないか」……。偏見や社会の圧力に耐えながら、男女が愛し合い、命が生まれ来る女性器を研究した先人たち。その知られざる素顔とは。

戦争の悲劇とGスポット

「戦争が終わって夫が復員してきた1946年春。私は20歳で、初めて妊娠しました。でも、妊娠がわかって以来、ずっと体調が悪かった。するとかかりつけのお医者さまが、こう言ったのです。

『あなたは若いが、健康状態が心配だ。ドクター・グレーフェンベルグの診察を受けるといい。彼はいま、アメリカで一番、いや世界で一番、優秀な産婦人科医ですよ』」


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