会う食べる飲む、また楽しからずや 第百九十五回 菊地成孔さんの巻

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ジャズメンは夜からが本番
仕事が終わったら
向かうのは行きつけのイタリアン
音楽も料理屋も
深く付き合うからこそ味が出る

○月×日

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「炭火窯焼き」
香港式の窯で焼き上げた旨みが凝縮されたチャーシューは
隣の卓にまで箸を伸ばしたくなる逸品
 完全に昼夜逆転の生活なので、起床は15時ごろ。入浴や歯磨きは寝る前に済ませているので、すぐに都内のスタジオに向かう。

 この日は、僕がプロデュースを手がけるバンド「DCPRG」のレコーディング。メンバーもスタッフも20時ごろに出前で夕食をとりはじめるが、ひとりゼリー飲料などでお茶を濁す。作業が終わってから、レイト営業の店で食事をするのが通例だ。



会員の方は