宇能鴻一郎「官能小説」傑作選 第二回〈信金外務員(下)〉
小説 | 2015.03.02 |
「信金外務員」は、1992年に刊行された『OLあそび』に収められた一編。ある暑い日、夫を仕事へ送り出した28歳の人妻は、家に訪ねてきた若い信用金庫外務員をネグリジェ姿で誘惑して……。
あたし、ジュンとあふれてきた。
あたしの果汁の匂い、強い。
「いい、いい」
と、この人、また、ウワゴトのように、かすれ声で言ってる。
あたしの果汁の匂い、強い。
「いい、いい」
と、この人、また、ウワゴトのように、かすれ声で言ってる。
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