日本経済「異変とこれから」最後にババを引かないために、知っておくべきこと 第5部 それにつけてもお馬鹿なギリシャ、世界経済はまたグチャグチャに

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「リーマン・ショック」再び

「もう、ガマンしたくない!」

 新政権が発足し、ユーロ離脱が現実味を帯びてきた「欧州の劣等生」の状況を、エコノミストの湯元健治と白川浩道両氏が読み解く。

湯元:1月25日に行われたギリシャの総選挙で、緊縮財政に反対する野党が大勝しました。5年間もマイナス成長が続き、賃金が下落、失業率は平均で25%、若年層にいたっては50%を超えるという厳しい経済状況が続き、緊縮の痛みに耐えられなくなった国民が大きな変革を求めた結果ですね。



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