プロ野球特別読み物 二軍暮らし ドラ1たちの「長すぎた午後」

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己に負け、運命に翻弄され一軍に上がれぬ悔しさは、惰性の中に埋もれていった

最初は皆、二軍スタートだった。ある者があっという間に駆け抜ける一方、望まざる「二軍暮らし」を続ける選手たちがいる。俺はなぜ、ここにいるのか―苦悩の中であがき続けた男たちの物語。

プロでは何もしていない

 こんなはずではなかった。でも、数字が示す現実にはさからえない。プロ12年目を終えた尾崎匡哉(まさや)(30歳)は10月末、日本ハムから戦力外通告を受けた。



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