かわいい「孫」との接し方 第2部 あぁ、孫の気持ちが分からない

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ウソを厳しく叱ったら……

「初孫だったので、乳幼児のときはとにかく無条件にかわいかった。よく乳母車に乗せて散歩に連れ出したし、孫の写真でカレンダーを作って知人に配ることまでした。今となっては、そんな日々が懐かしいね。孫が小学生に上がってから、もうあの子のことは分からなくなったんだ……」

 遠い目をしてこう語るのは、小学4年生の孫を持つ佐藤慎一郎さん(仮名・67歳)。二世帯住宅で娘家族と同居する佐藤さんだが、「最近は孫と顔を合わせるのが苦痛だ」とボヤく。孫がついた一つのウソがきっかけだったという。



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