[スペシャル対談]海堂尊[作家]×渡邊剛[心臓血管外科医]

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『ブラックペアン シーズン2』が話題沸騰

世界一の外科医は心をどう整えているのか?

「手術じゃない。これは芸術だ」――二宮和也が演じる天才外科医が視聴者を魅了してやまない「日曜劇場」。そのドラマの原作者と心臓ロボット手術数世界一を誇る外科医が、医療の未来と哲学を語る。

手術を誰にでも公開して

海堂:6年前、私が書いた『ブラックペアン1988』を原作としたドラマ(TBS系)の放送が決まったとき、渡邊先生が医療監修してくださいました。それが先生との出会いでしたね。渡邊先生の行われている医療の先進性に感銘を受け、無理を言ってロボット手術室で手術を見学させていただきました。

渡邊:原作を読ませていただき、感動したことをよく覚えています。私たちの最も身近にある医療を題材に、人の心を動かす作品に仕上げられている。専門的な医学の知識がベースにあるので、物語に説得力がありました。



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