夫婦で進める生前準備/①[実録]妻が亡くなった後の「大混乱」の日々

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どちらが残されても困らないようにしたい。
それが連れ添った人への本当の思いやりだから――

夫婦の片方が旅立った後、「残された側」は、悲しみに暮れる間もなく「手続き」に追われる。負担を半減させるため、夫婦二人がそろっているうちにできること。


残された作家は途方に暮れた……

「妻が亡くなったのは2年前の'22年8月19日。61歳の若さでした。妻を喪った悲しみが募るなか、とにかく大変だったのは手続きの数々です。怒濤のように押し寄せる手続きに混乱し、『生前に妻と話し合って準備しておけばよかった』と何度後悔したかわかりません。事前に準備をしていたら、手間と時間は半分くらいにはなったと思います」



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