よく見れば「バカボン」だらけ 岸田政権の不都合な真実

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誰も批判しなくなった「世襲政治」
日本の未来に差す暗い影

生まれ持った地位や財産に関係なく、幸せになれる世の中を作ろう――そんな先人たちの思いを、国のトップたる岸田総理が嘲笑う。いつから日本は、親の力で人生が決まる国になってしまったのか。

銀の匙(さじ)をくわえた二人

「門閥制度は親のかたきで御座る」

 貧しい下級武士の家に生まれ、下駄作りで家計を助けた少年は、苦学の末に幕臣となり、遣米使節として「咸臨(かんりん)丸」で海を渡った。江戸開城の年、彼は自らの私塾を「慶應義塾」と名づける。



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