1972年、なぜ日本人は天地真理に熱狂したのか
芸能 | 2020.08.22 |
特別読み物
『ひとりじゃないの』『ちいさな恋』が空前のヒット
人懐っこい笑顔に、誰もが虜になった
どんな美人も天真爛漫な彼女の魅力には敵わなかった。ステージをぶきっちょに動き回る姿は何度観ても癒やされた。あの時代、日本中の老若男女は誰もが天地真理というアイドルに釘付けになった。
『ひとりじゃないの』『ちいさな恋』が空前のヒット
人懐っこい笑顔に、誰もが虜になった
どんな美人も天真爛漫な彼女の魅力には敵わなかった。ステージをぶきっちょに動き回る姿は何度観ても癒やされた。あの時代、日本中の老若男女は誰もが天地真理というアイドルに釘付けになった。
女は愛嬌
思えば、'72年は激動の1年だった。
この年、日中の国交が回復し、あさま山荘事件では衝撃的な「鉄球作戦」がテレビに映し出された。7月に組閣した第一次田中角栄内閣が「日本列島改造論」を掲げ、日本は変化の時を迎えていた。
そんな1年を締めくくる大晦日の紅白歌合戦。紅組トップバッターとしてひとりのアイドルがステージに立った。
天地真理(当時21歳)だ。
この年、日中の国交が回復し、あさま山荘事件では衝撃的な「鉄球作戦」がテレビに映し出された。7月に組閣した第一次田中角栄内閣が「日本列島改造論」を掲げ、日本は変化の時を迎えていた。
そんな1年を締めくくる大晦日の紅白歌合戦。紅組トップバッターとしてひとりのアイドルがステージに立った。
天地真理(当時21歳)だ。
会員の方は