NHK大河『軍師官兵衛』 それにつけても織田信長

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本物はドラマより残酷

「まさに人間五十年という覚悟だったんでしょう。死ぬも生きるも一度限りという生き方。ひたすら天下布武に向かって突き進んだ、火の玉のような男ですね」

 こう語るのはNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で織田信長を演じる江口洋介だ。まるで火の玉が駆けるように、天下統一へと驀進(ばくしん)した信長。その苛烈さはドラマでも描かれているが、見ていると「いくらなんでもやりすぎじゃないの?」と思う場面も出てくる。

 6月8日に放送された第23回でも、信長に対して謀反を企てた荒木村重(むらしげ)の一族郎党を皆殺しにするシーンが強烈だった。


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