[衝撃レポート]トヨタが中国企業の軍門に下る日

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国家の敗北、EV敗戦

もはやその差は埋まらない

中国メーカーに大きく後れを取る日本

世界の「EV化」の流れは決した。だがトヨタをはじめ日本勢は、現実を見つめ、遅れを取り戻そうとすらしていない。勢いに乗った新興中国企業に、日本の「屋台骨」が一気に叩き壊されてしまうのか。

ジャーナリスト/井上久男

深圳からの黒船

 日本のクルマの売れ行きが、'70年代後半と同じ水準まで落ち込んでいる――。そんな衝撃的なニュースが、年初から自動車業界に流れた。'22年の国内新車販売台数は、前年比5.6%減の420万台。前年割れとなるのは4年連続で、東日本大震災が発生して大幅減産となった'11年をも下回り、45年前の水準に戻ってしまった。



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