OSO18捕捉不能! そして巨大ヒグマは荒野に消えた

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続々・週刊現代動物記

5ヵ月以上に及ぶ人間とクマの駆け引き
人智を尽くした追跡も実らず

放牧された牛を襲い続ける、巨大ヒグマによる被害が道東で広がっている。人間が策を弄するほど、嘲笑うかのように間隙を突いてくる。住民の心に恐怖を刻みつけた「怪物」は、今も北の大地に潜む。

200㎏超の牛が真っ二つ

 国立公園である釧路湿原の一部を有する、北海道・標茶(しべちゃ)町。たった一頭のヒグマが、この町の住民約7200人の日常を一変させてしまった。

「7月18日にウチの牧場でもOSO(オソ)18(以下・オソ)による被害があってから、ビクビクしながら過ごしています。外に出ることすら怖くなってしまったのです。子供が毎年の楽しみにしていた外でのバーベキューもできなくなりました」



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