週現『熱討スタジアム』第436回 映画『野生の証明』を語ろう 今週のディープ・ピープル 中野良子×遠藤雅也×中川右介

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名優・高倉健の漢気と、
原石・薬師丸ひろ子が噛み合った
スリリングなアクション大作

高倉健が出演した最初で最後の角川映画であり、薬師丸ひろ子のデビュー作。かつてない壮大なスケールで描かれた父娘の物語は、多くの人々を惹きつけた。

製作費も常識外れ

中川:『野性の証明』の公開は'78年。当時高校3年生だった僕も、公開直後に映画館に足を運びました。

 その2年前の『犬神家の一族』からスタートした角川映画は、翌年の『人間の証明』と回を重ねるごとにスケールが大きくなり、観客動員も増えました。学校でもほとんどの同級生が観ていたのではないでしょうか。



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