岸田文雄「大宰相化」に焦りまくる人々

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そんなバカな

永田町参院選前通信

何もしない、まったく動かない
――だから最強って

軽量級、インパクトがない、影が薄い……。普通の政治家なら悔しがる枕詞も、岸田にとっては褒め言葉なのか。国民に忘れられることで「大宰相」をめざす男が、前代未聞の長期政権を築こうとしている。

弱くても勝てました

 総理官邸を見下ろすようにそびえ立つ、ザ・キャピトルホテル東急。政財界の大物があちこちで密談を繰り広げる高級ホテルに、5月最後の夜、岸田文雄の姿があった。

 宴会場「鳳凰」の絨毯をともに踏むのは、250人を超える日本のトップエリート――私立開成高校出身のキャリア官僚と国会議員である。この日、岸田が会長を務める同校の政官OB会「永霞(えいか)会」の総会が開かれた。



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