[退社したエース記者の告白]「朝日新聞」はこうして死んだ

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スクープをものにした代償は左遷だった

巨大組織が現場社員に全責任を押し付ける。メディアが一斉に非難を浴びせるような出来事が、あの朝日新聞で行われた。大企業が陥った「危機管理の失敗」を、エース記者が精緻な目線で内部告発する。

社長も大喜びだったのに

 隠蔽、忖度、追従、保身、捏造、裏切り――。

 メディアが政権を責め立てるとき、頻繁に使われる言葉だ。だが、権力批判の急先鋒たる朝日新聞にこそ、向けられるべき指摘だという。元朝日新聞記者の鮫島浩氏(50歳)はこう振り返る。



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