[完全保存版]誰も失敗しない! 相続と贈与の新しい手続き/[Ⅳ]あなたも「財産目録」で破綻する

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書くことがあまりに多くてミスしやすい

見落としがあると終わり

 都内在住の横田広司さん(58歳・仮名)の父は昨年末、遺言書とともに、財産目録を残して逝った。横田さんが言う。

「私たちは3人兄弟なのですが、財産目録に書かれている財産を父の遺言通りに分割しました。しかし先日、父の書斎を掃除していると父の地元の青森の地銀からの郵便物を見つけたんです。調べるとその銀行に150万円の預金が残されていましたが、財産目録には書かれていなかった。父はその口座の存在を忘れていたのでしょうか……。いずれにしても新たな財産が急に出てきたことで私たち兄弟はまた一から分割協議しなければならず、途方に暮れています」



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