「ひとり」で備える死後の手続き2022・春/「老人ホーム」は先に自分で選んでおく

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認知症になってからでは手遅れ

高級マンションの「幽霊」

「ピンポーン」

 午前3時。ぐっすり眠っていたら、玄関の呼び鈴が鳴ったような気がする。気のせいかと思っていると、「ピンポーン、ピンポーン」と、けたたましく鳴り響いた。

 こんな時間に何事か。インターホンのカメラを覗きに立った妻が「あなた! はやく来て!」と大声で叫んだ。



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