[永田町ドキュメント]そして、消費税15%へ 岸田が食らう「毒まんじゅう」

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麻生が黒幕、甘利が踊り、
安倍が焦り、そこで傀儡の総理は――

増税をやりたがる政治家は通常、存在しない。政権を失うからだ。だが彼は違う。生まれながらに増税を義務付けられた政治家、それが岸田である。総選挙が終わり、歓迎されざる総理の戦いが始まる。

「増税の館」に生まれて

 東京・神宮前。かつてこの場所に、「穏田(おんでん)マンション」と呼ばれた白亜の洋館があった。

 元は伯爵家の持ち物だったこの豪邸を買い取り、日本初のマンションとして分譲したのが、岸田正記(元衆院議員)。戦前に旧満州で百貨店「幾久屋」を経営し、一代で財を築き上げた「昭和の怪物」の一人だ。

 そして、岸田文雄総理の祖父でもある。



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