週現『熱討スタジアム』第413回 昭和の「切手収集ブーム」を語ろう 今週のディープ・ピープル 亀和田武×森田基治×内藤陽介

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『見返り美人』に『月に雁』
新作発売日は、郵便局に長蛇の列ができた

ピンセットやヒンジを駆使し、自分だけの切手帳を作った。レアな一品は友人に自慢した。将来、いくらに値上がりするかワクワクしながら郵便局の列に並んだ。

切手展に大人が殺到

亀和田:1949年生まれの私が切手収集に熱中しはじめたのは、小学校低学年の時です。

 収集家だった叔父から郵便切手帳を譲り受けて、そこからのめりこみました。切手ブームが本格化する直前で、切手の名作でいうと『マナスル登頂記念切手』('56年)が発売された頃。母にねだって郵便局の行列に並んだなぁ。



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