[巻頭大特集]残されるほうのことを考えて、死ぬ前にやっておくこと 夫婦ふたりが元気で過ごせる時間は限られているんだから 必読全10章

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●自分が死ぬ前に、相続の手続きは終わらせてしまう ●子どもに財産を渡してはいけない 二次相続で間違えた人の実例 ●ちゃんと言えますか? 銀行口座の種類 証券会社の会社名 生命保険の受取人 ●ひとりになる前に、腹を割って夫婦で話しておくべきこと ●タンス預金、へそくり、借金もそろそろ打ち明けたほうがいい ●老人ホームとサ高住 ひとりで入るか、夫婦で入るか ●遺言執行者と家族信託 これを決めておいたから妻は助かった ●自分の死後、妻をひどい親戚から守る方法 ●遺言書と遺留分はこんなに怖いよ 私の家の体験

歳を取るほど、時間の流れが早く感じられるようになる。定年を過ぎれば、夫婦元気に暮らせる時間など一瞬だ。人生の満足度も、ひとりになってからの幸福度も、一日一日をどう生きるかで決まる。

【1】
後で後悔したって遅いんです
妻のためにやっておくこと、
夫から聞き出しておくこと

最後に聞けた「本音」

「うちは先祖代々、浄土真宗なんだぞ」

 作家の半藤一利さん(享年90)は亡くなる数日前、妻の末利子さん(86歳)に突然、こんなことを言い出したという。

「それまで夫は『自分は宗教とは関係ない』と言っていました。葬式についても『頭を下げあってバカみたいだ。俺の時はやらなくていい』というのが持論でした。



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